【2024年11月最新版】ホームルーター4社の料金と速度を徹底比較

ホームルーターはすぐに快適なネット環境を整えることができるため、引っ越しを控えている方や通信費を節約しつつ高速で安定したネットをご希望の方に最適です。

ただし、1,000以上のプロバイダ(事業者)がホームルーターを提供しているため、どれを選べばよいか迷われる方もいらっしゃるかと思います。

本記事では、おすすめのホームルーター4社をご紹介し、選び方のポイントや契約時の留意点について解説します。また、ホームルーターの基礎知識や利点・欠点についても記載いたしました。

この記事を参考にすることで、ホームルーターの重要性を理解し、最適なサービスを選択する手助けになれば幸いです。

ホームルーターの選び方

ホームルーターを選択する際に留意すべき5つのポイントがあります。

比較基準を押さえることで、最適なホームルーターを選ぶことができるでしょう。

ホームルーターの選び方
  • 月額料金:実質月額料金で選ぶ
  • 端末料金:3年以内に解約するなら注意が必要
  • 通信速度:実測値を確認する
  • 対応エリア:自宅が対応エリアか確認する
  • 端末の到着時期:すぐにWiFiを使いたいなら即日発送を選ぶ

月額料金:実質月額料金で選ぶ

ホームルーターを選ぶにあたり、公式サイトに掲載されている「月額料金」や「キャッシュバックの金額」だけでなく、「実質月額料金」を比較することが重要です。

実質月額料金とは、月額料金、事務手数料、端末代金、キャッシュバックや割引などの合計金額を契約期間の月数で平均化した金額を指します。

ホームルーターを契約する際には、月額料金だけでなく、事務手数料や端末代金もかかります。契約先によっては、キャンペーンで大幅な割引を受けられる場合もあります。

したがって、月額料金だけでなく、実質月額料金を考慮してトータルコストを把握することが重要です。

端末料金:3年以内に解約するなら注意が必要

繰り返しとなりますが、「端末代金が実質無料になる割引キャンペーン」をご利用の際には、36カ月間の端末代金割引を受けることができます。

例えば、NTTドコモが提供するhome 5Gでは、合計71,280円の機種代金を36回払いにすることで、36カ月間1,980円の割引を受けることができ、実質無料となります。

一括払いで端末を購入される場合には問題ありませんが、端末割引キャンペーンが適用されている場合、3年未満の残債が残っている状態で解約されると、端末料金の残債が一括請求される可能性があるため、ご注意ください。

解約月の翌月には、端末代金の残債を全額請求されるケースと、36か月目まで月々の端末分割代金が続くケースに分かれるため、その点も事前に確認されることをお勧めいたします。

通信速度:実測値を確認する

ホームルーターを選択する際には、「実測値」を確認することが肝要です。実測値は、実際に測定された値(通信速度)を指します。

最安でルーターを入手できても、通信速度が低い場合は、「ネットが遅い」「接続が途切れる」というストレスを感じてしまうでしょう。実測値を比較検討することで、高画質の動画のサクサク再生や、動画編集、オンラインゲームなどの重い作業も快適に行えます。

自宅でホームルーターを使用する際は、最大の性能が得られるとは限りません。そのため、実際の速度(実測値)を比較検討することをお勧めします。

実測値は、「みんなのネット回線速度」という、600万件以上の測定結果から真に速い回線を比較できるサイトで簡単に確認できます。各社の公式サイトに掲載されている速度と実測値を下表にまとめましたので、速度比較にご活用ください。

ホームルーター最大下り速度
理論値
下り速度
実測値
上り速度
実測値
ping値
WiMAX
 
4.2Gbps
 
176.39Mbps
 
23.78Mbps
 
42.6ms
ドコモhome 5G
 
4.9Gbps
 
191.37Mbps
 
18.88Mbps
 
45.87ms
SoftBank Air
 
2.1Gbps
 
122.65Mbps
 
9.72Mbps
 
46.45ms
Rakuten Turbo
 
2.14Gbps
 
104.18Mbps
 
41.45Mbps
 
50.77ms
引用元:みんなのネット回線速度(2024/11/13)

利用目的に応じて必要となる回線速度を検討する際には、基本的に「下り速度の実測値」を確認して、使用用途に適した速度を上回っていれば、インターネットを快適に利用できるでしょう。

対応エリア:自宅が対応エリアか確認する

ホームルーターの対応エリアは、各サービスごとに異なるため、契約前に注意が必要です。

NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天の各キャリア回線を使用しているサービスは、全国的なカバレッジを誇ります。ただし、エリアによって利用できる電波が「5G」と「4G LTE」に分かれるので、事前に自宅周辺の状況を確認しておきましょう。

サービス名と端末名を組み合わせて検索することで、対応エリアを簡単に調べることができます。

端末の到着時期:すぐにWiFiを使いたいなら即日発送を選ぶ

「急いでネット環境整えたい」「引っ越し後ですぐにネットを利用したい」という方は、即日発送可能なホームルーターを選択しましょう。

ホームルーターは高品質なネット環境を迅速に構築でき、申し込み後、即日から翌日に端末が届くサービスもございますので、ご利用者のニーズに合わせて選択してください。

【料金・速度別】おすすめホームルーター比較

こちらでは、おすすめホームルーターを「料金」「速度」の部門に分けてご紹介します。

ユーザーがどのような要件を持っているかによって、おすすめのサービスが異なります。たとえば、価格を重視される方には、『GMOとくとくBB WiMAX』が最適ですが、高速通信をお求めの方には『ドコモhome 5G』が適しています。

料金比較

コストを重視される方向けに、ホームルーターの料金比較ランキング4つをご紹介します。

月額料金やキャンペーン内容だけでなく、実際の月々の費用を比較することが大切です。

ランキング1位2位3位4位
サービス名SoftBank Air

とくとくBB WiMAX
Rakuten Turbo
ドコモhome 5G
端末Airターミナル5Speed Wi-Fi HOME 5G L13Rakuten Turbo 5Ghome 5G
実質月額料金
(税込)
 3,728円 3,845円  4,204円 4,950円
月額料金
(税込)
1ヵ月目以降:2,970円
25ヵ月目以降:5,368円
※Airターミナル5の賦払金を
分割回数36回で選択した場合
端末発送月:1,375円
1ヶ月目以降:4,807円
1〜6カ月目:0円
7カ月目以降:4,840円
4,950円
端末代
(税込)
71,280円27,720円41,580円71,280円
事務手数料
(税込)
3,300円3,300円3,300円0円
キャンペーンソフトバンク/ワイモバイルの
セット割永年最大1,650円
12,000円
キャッシュバック
違約金40,000円まで負担
6ヶ月間
プラン料金0円
ドコモのスマホとの
セット割
永年最大1,100円割引
端末代金
割引
実質無料実質無料端末割引なし実質無料
特徴・詳細詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

最もリーズナブルなホームルーターは、ソフトバンクが提供する『ソフトバンクエアー』です。3年間の契約の場合、実質月額料金は3,728円(税込)であり、月額3,000円台でご利用いただけます。

さらに、ソフトバンクまたはワイモバイルのスマートフォンをお持ちの場合、永年最大1,650円の割引を毎月受けられますので、通信費を大幅に節約できるでしょう。

2番目に位置するのは、12,000円の高額キャッシュバックが付与される『GMOとくとくBB WiMAX』です。他社からの乗り換え時に発生する違約金を最大40,000円まで負担していただけますので、”解約違約金の負担を軽減できる乗り換え先”をお探しの方にお勧めです。

3位と4位は共に実質月額料金が4,000円を超えていますが、スマートフォンセット割やポイント還元などのキャンペーンが充実しているため、お得度の高いサービスと言えるでしょう。

速度比較

高画質の動画やオンラインゲーム、動画編集やWeb会議など、重要な作業をする方々は、通信速度を重視してホームルーターを選ぶことがおすすめです。

速度を比較する際には、理論値ではなく実測値を重視しましょう。

ランキング1位2位3位4位
サービス名ドコモhome 5G
とくとくBB WiMAX
SoftBank Air
Rakuten Turbo
端末home 5GSpeed Wi-Fi HOME 5G L13Airターミナル5Rakuten Turbo 5G
通信速度 4.9Gbps 4.2Gbps 2.1Gbps 2.14Gbps
実測値(下り) 191.37Mbps 176.39Mbps 122.65Mbps 104.18Mbps
対応エリア(プラチナバンドが
無制限で利用可能)
(WiMAX 2+回線
au 4G/5G回線が
利用可能)
(対応エリア外は申し込み不可) (5G Sub6 / 4G LTE対応)
※5Gは一部エリアのみ
特徴・詳細詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

おすすめのホームルーターの速度比較で、『ドコモhome 5G』が最速であることが明確になりました。続いて『WiMAX』、そして『SoftBank Air』が順位を占めます。

比較した4つとも100Mbpsを超える速度を実現しており、Web会議やオンラインゲーム、4K動画の鑑賞など、重い作業でも安定した高速インターネットを利用できます。

『ドコモhome 5G』と『WiMAX』は大幅に100Mbpsを上回っていることから、複数人での重い作業時にも比較的快適に作業できると考えられます。同時接続ではなく、一人で使用する場合には当然に安定した通信が期待できます。